「この夏……君は、どんな作品を見たい?」「冷やすといいもの!」

 怖い話が大好きで、夏に限らず見ています。

 私は暑がりなものですから他の家族が、冷房を消したがる/暖房を付けたがるときに、ホラー作品は重宝します。ほどよく体温を冷やすのにちょうどいいのです。イラついているときにも恐ろしい話は役立ちます。特にサイコホラー。私を苛立たせている相手が、実は殺人鬼だとしたら? 自分に苦情を言った私を恨み、恐ろしい復讐を企てるかもしれない……なんて想像すると、事を穏便に済ませるべく紳士的な態度を心掛けるようになり、要らざるトラブルを予防できます。何事もクールにいかないといけません。頭ほど、冷やすといいものは他にないです。

 そんなわけですから私は年がら年中、怪奇の物語を愛好しています。

 それでも思いますよ。恐怖譚に合う季節は、やっぱり夏だと。ホラー作品でドキドキすれば暑い夏の夜長も涼しく過ごせるというものです。それに見聞きするだけで体が震えますから、インナーマッスルが鍛えられダイエットになるかもしれません。怖くて眠れなくなったりトイレに行けなくなったり寝床の中で名状し難い何かに足首をつかまれ、そのまま布団の中へ引きずりこまれる、あるいは姿が永遠に消えてしまう恐れはありますが。

 夏に観たくなる作品ということで配布された資料のリストを眺めますと『世にも奇妙な物語』は、やはりありますね。その前身にあたる深夜番組の『奇妙な出来事』は見当たりません。どうやら無さそうですね。

 強く印象に残っていて今も忘れられない作品でしたので、これはとても残念です。私は『世にも奇妙な物語』より『奇妙な出来事』の方が怖くて面白かったような記憶があります。その理由として①深夜という時間帯が恐怖心を増強させた②ストーリーテラー斉木しげるタモリより不気味だった③思い出補正の三点が考えられます。私の記憶が正しいのか否か、<FOD>で確認したかったです。

 <FOD>の目録を見て思い出した作品もあります。『怪 ~ayakashi~』と『モノノ怪』の二作品は『ノイタミナ』の枠内で確かに見たような覚えがありますけれど、具体的な内容は失念しておりましたので、検索を掛けてみました。絵柄は覚えていました。あらすじも調べてみたら思い出しました。そして驚きました。

 映画化、ですか!

 化猫に騙されたのかと疑ってかかりましたが事実のようです。

 この作品は見てみたいですね。公開は2023年の予定ですから来年を待ちましょう。夏に観たくなる作品|フジテレビの人気ドラマ・アニメ・TV番組の動画が見放題<FOD>のキャンペーンに収録されるまで待つ! という堅実路線もありっちゃありですけど、『奇妙な出来事』が収録されていないとしたら、劇場版『モノノ怪』も無理かな? と思います。

 いえ、もしかしたら『奇妙な出来事』が<FOD>に収められていないのは、何らかの理由があるのかもしれません。人の悲鳴にしか聞こえない謎のノイズが音声に入るとか、配信しようとすると機械が故障するとか、関係者に病人や怪我人で出て、お蔵入りになってしまった……なんて、よくある話です(あるのか)。

 オカルト話を信じるかどうかは別として、劇場版『モノノ怪』という信じられない奇跡が現実のものとなったのは現時点では確かな事柄のようですのでーー完成するまで何が起こるか分からないのも事実ですから、くれぐれも気を緩めないようお願いしますーー『奇妙な出来事』が<FOD>で配信されるミラクルも起こらないとは限りません。せっかくの機会ですので要望を提出させていただきます。ご検討の程、何卒宜しくお願い致します。

夏には初夏と盛夏と晩夏がございます

 一口に「夏に見たい映画・ドラマ・アニメ・バラエティ」と言われても、困ってしまいます。夏には初夏と盛夏と晩夏があって、それぞれで見たい作品が変わってくるように思うからです。衣替えのある初夏なら、可愛らしい夏服が素敵なアニメ『あの夏で待ってる』が見たくなります。夏真っ盛りには、怖い話が気分にピッタリですね。私が見たいのはクール・ビューティー夏川結衣が主演のドラマ『あなたの隣に誰かいる』です。恐怖で凍り付いた背筋の強張りに、北村一輝の濃く暑苦しい顔が良い塩梅に効いてくれます。夏の終わりに見たいのはドラマ『ビーチボーイズ』でしょうか。反町隆史が熱唱する主題歌やサントラの音楽に加え、個人的にはThe Beach Boysの『Kokomo』をBGMに流しながら、じっくり見直したいです。昔は出演する女性ばかり見ていましたけど、今は主演の男性二人に注目したいのです。

 同性愛に目覚めたのではありません。あの頃の私は彼らを直視できませんでした。あまりにも眩しすぎて、まるで太陽でしたよ。放送当時に見られなかった分も二人を見ようという貧乏性が働いて、再視聴を求めるわけですが正直、今も正視できるか自信が無いです。

 それでも見たいのは、理由があります。今の二人を主演にして続編を作るとしたら、どんな作品になるのかな? と想像してみたいからです。

 想像してみようと頑張ったのですが、私の貧弱な想像力ではサッパリ浮かんできませんでした。それは私が彼ら二人を観察していなかったためです。暗く惨めな自分と比べ、フォックス竹野内豊は逞しく光り輝いてしましたし、日焼けして黒かったけどポイズン反町はキラキラしていました。そんな二人を見られませんでしたよ、私如きが!

 でも今は多少、気が楽になりました。私も光り輝く存在になったからです! というわけではありません。年を取ったら他人と自分を比べて落ち込むことが減りました(無くなりはしませんけど)。そして、こう考えるようになったのですーー昔はカッコよかった奴も今は色々と悩んでいるよな、と。

 そうなりますと現金なもので、二人を見てみたくなるのですよ。昔と今の二人を。二十五年前の1997年放送の正編を先に見て、続いて新作の続編を見る。そして年齢に負けず相変わらずかっこよくて輝いている二大スターの競演を見て、胸を熱くしたいのです。

 還暦のトム・クルーズが『トップガン』の続編をやれるのですから、それより若い二人は鍛えた体で海へ飛び込んでもらいましょう。俺たちの夏は終わっていないってか、まだこれからだ! とかアピールしてもらうのです(打ち切りになる某少年誌の最終回みたいですけど気にしない気にしない)。俺たちは、まだまだやれるんだってところをですね、月九なんて何十年も見ていない彼らと同年代の男たちに見せつけるのです。見たいですよ、少なくとも私は!

 問題は若い視聴者です。例えばZ世代は、彼らの父親世代の男性の裸の上半身を見たがるでしょうか(下半身なら見たがるかもしれませんが、放送は不可能です)。

 ですが多くの女性と一部の男性にとって、かっこいい男性の逞しい裸体には抗しがたい魅力があるのは事実です。それは映画&ドラマの『ウォーターボーイズ』やアニメ&映画の『Free!』等の運動系お水作品が大ヒットしていることからも明らかです。それならば次は、鍛え上げられた肉体は年齢に関係なく人を魅了することを証明する段階でしょう。

 夏は、いつか終わる。けれど一年が過ぎれば再び、暑い夏がやってくる。来年もまた、夏は来るのだ――少し寂しい気持ちになる晩夏に見る作品は、そんな風に来夏の訪れを予感させるものが良いです。

捨てられないTシャツあるよね、「バトン」のお題だよ!

 高校の頃、体育祭で作ったTシャツが、それ。クラス対抗の球技大会だったかな。お揃いのTシャツを、皆で着た。古くなったけど捨てられなくて、まだタンスに入っている。すっかり色褪せて、文字通りセピア色に染まった思い出の品だ。

 

書き始め:今週のお題「最近あった3つのいいこと」

今週のお題「最近あった3つのいいこと」

 

最近あった3つのいいこと

 3つもあるかな、と一番に思いました。毎日ろくなことがありません。ついさっきあった嫌なことは、このブログの編集ページに書き込んでいる最中に起こりました。行間の間隔が、私の感覚と合わないのです。編集ページへの直接の書き込みを止め、他のワープロソフトに入力してから、テキストにコピーして、それから編集ページに張り付けてみました。それでも印象は特に何も変わりません。プレビュー表示にして確認してみました。プレビュー画面をテキストにコピーペーストしてみますと、お題の<今週のお題「最近あった3つのいいこと」>続いて<最近あった3つのいいこと>そして本文の三つの行の行間が二行になっているのが気に食わないのだと分かりました。分かったからといって問題が解決するわけでもなく、イライラが募る一方ですが、不快な感情の原因を把握したことは、課題解決の糸口になります。試しに<最近あった3つのいいこと>と本文の間にあった一行を消去してみました。私的には良くなりました(私は文章がみっちり詰まっていないと紙が無駄になってしまっていると感じてしまう貧乏性なのです)。お題と<最近あった3つのいいこと>の間は、消したみましたら息苦しさを感じましたので、この行間を維持、これでいきます。あ、気分が良くなってきました。仮眠をしたのが奏功したのかもしれません。『はてなブログ』の記事編集に慣れてきたので、それで緊張がほぐれてきたのかな、とも思います。あ、私、実は『はてなブログ』に初めて書くのです。ブログなるものに書くのも、これが人生で二回目ぐらいかな? いや、十年位前に書いていましたけど、いつしか公表せず個人的な日記として利用するようになって現在に至る、というのが実情ですね。そうだ、それで思ったこと。こうして色々と役に立たないことを書いていられるというのは十分、幸せなことだと感じます。そう考えますと、何だか良い心持ちになってきました。この文章を書くことによって<最近あった3つのいいこと>が生まれてきたのです。それは以下の三つとなります。

①<最近あった3つのいいこと>と本文の間にあった一行を消去したら、気分が良くなった

②仮眠を取ったら多少のイライラが気にならなくなった

③文章を書いたら、悪くない気分というか、そこそこ満ち足りた人生を送れているような錯覚を抱けるようになった

 しかし、書いているうちに新たなモヤモヤが生じてきました。①ですけど、一行を消す前の方が、空間があって、読んでいる人間の気持ちにゆとりが生まれるように思えてきたのです。私に関していえば、狭くてイライラするような、そうでもないような。あるいは、世間のスタンダードから私がズレてしまっているような、焦燥感が湧いてきた、とでも申しましょうか。一行の余白でイライラする自分がバカみたい、という気もします。②仮眠を取って気分すっきり、と書くと仕事の能率が上がってグッド! な気もしますけど、それで一線の儲けにもならないブログを書いているのは、無意味な感じがしなくもないかな、と。③も、やっぱり錯覚にすぎないような。ま、考え方や感じ方は同じ人間でも置かれた状況で変化するわけで……でも、世の中にはブレない人もいますしねえ。そこらへんは分かりませんなあ。分かったら悟りでも開いたことになるのでしょうか。悟りを開いたら宗教の教祖になって、お布施とか献金で稼げるようになれるのでしょうか? それなら一考の余地がありそうです。一行の余白から一考の余地へ、考えが深まりました。何だそれ。

 今になって気が付いたのですけど、HTML編集というのがありますね。編集(見たまま)とプレビューの間に。これをマスターすると、ブログのデザインが自由自在になるのかもしれません(知らんけど)。HTML編集の技術を身に着ければ、ブログに文章を書き込むにあたっての行間コントロール不良によるイライラが減ってくるかもしれません。習得のための勉強は面倒ですけど今、私の目の前に新しい世界が開けたような気がします。そして新たに思ったこと。良いことはいっぱいあるに越したことはないですけれども、三つもあったらかえって落ち着かなくなるような気がします。一つあれば十分、欲張らず……なんか自分、悟りを開いた気がしますよ。宗教法人の開設を目指し、勉強してみますね。

 新しく作成した「最近あった3つのいいこと」は①HTML編集を習得するという目標ができた②遂に悟りを開いたので宗教法人を開設する意欲が出てきた③「いいこと探し」といえば『愛少女ポリアンナ物語』だなあ、と思っていましたら正しくは「よかった探し」で、記憶の誤りが訂正されて良かったです(『小公女セーラ』の思い出と混ざり合って曖昧になっていた事実関係の確認が取れたことも良かったです)の三点ですね。

 もっとありそうな気がしてきましたけど、そうなるといつになったら書き終わるのか分かりませんので、この辺で切り上げます。

 

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